初めての個人旅行ニュージランド


水泳仲間のご夫妻が2年前に2ヶ月間のニュージランド(NZ)個人旅行をした時、資料をお願いしたら袋一杯のパンフレットを持ち帰ってくれた。長期間の個人旅行は初めてですが、それじゃ出かけるかと平成10年1月24日から2月24日まで、旅程を四週間と決め、南島のクライストチャーチからマウントクック間は飛行機、クインズタウン、テイアナウ、グレーマス間は長距離バス、それから横断列車でクライストチャーチへ戻り列車でピクトンへ、フェリーで北島に渡りロトルアまでバス、次は列車でオークランドへ、ここからフイジー島へ行ってきました。
 

バスや列車の時刻表を頂いたので日本で予定を立て、B4のペラ1枚に纏めることができ、その通りに行ってきました。
観光資料は「地球の歩き方」1冊と電子辞書を持って歩けばで十分でした。

電子辞書は水戸黄門の印籠宜しく相手に差し出すと気安くキーを打ってくれます。筆談より便利でした。タイプライターと同じ配列で馴染みが深いのでしょう。 ホテルの予約は最初の2〜3の都市だけ日本からFAXでやりとりしました。


ツインルームで朝食付き1人3000円位で十分ですね。「地球の歩き方」を持ってる旨記入しておけば1割引です。シャワーのみのB&Bが何カ所かありました。

次回からはwould like with Bath(preferably bath-tub)とFAXに付記して、ゆったりとバスタブで疲れを癒したいと思います。
 後のホテルは現地で、ある程度纏めてFAX予約しました。バスや列車の予約はiセンターで親切に対応してくれます。シニアは全て3割引です。英語は単語だけ並べれば何とか通じるものですね。この旅行で変な自信がつきました.

NZの面積は日本の72%の広さで南島・北島と南北に長く、標高3754Mのマウントクックは夏でも冠雪しており日本とよく似た環境です。気候は1年を通じ温暖な西岸海洋性で、夏に行ったわけですが、何処も軽井沢の様でした。人口370万、羊はその20倍位で羊や牛ばかりが目につきました。
 NZの街はどこも花々で飾られ、パリなどと違い治安もよく、人々は親切で明るいですね。特に日本から若い人がワーキングホリデーを利用してお土産屋などで多数働いているので心強かったです。
 NZへは直行便があるが、時間はあるし、銭の節約のためシンガポール経由で出かけました。2人で10万円の節約。12時発で翌日現地時間11時25分南島のクライストチャーチ着、時間はたっぷりかかりました。以下は旅行記からピックアップした概略です。
 なお、個人旅行の計画がある方でNZ旅行記が参考になるようでしたらご進呈致します。B6判46頁です。

★空港での所持品検査(クライストチャーチ空港での話)
 スーツケース受け取りでコンベアの周りで待っていると犬を連れた女性係官がにこやかな顔で犬の匂いを便りにリュックなどを調べている。てっきり麻薬検査と思っていたら生もの持ち込み検査、れい子のリュックの所で犬が尾を振り始めた。機内食の残り物をこっそり入れ込んだのがお犬様に見つかってしまったのだ。しゃがみ込んで一つ一つ調べ始めたが全部OKとなった。
スーツケースの検査もさぞ厳重だろうと覚悟して係官の所に進む。食料品は持ち込みありと申告してそれぞれ英語のラベルを貼って置いたのとワープロの英文旅行予定表を見せたのがよかったのか検査はすぐ終わった。病原菌には靴の泥までうるさいこの国では生ものの持ち込みは厳しいらしい。ツアー添乗員は検査で引っかかると旅行の進行にさわるので特に神経質になってるとか。

★不親切な現地ガイド(マウントクックでの話)
今日はフッカーバーレイのトラッキングに出かける予定でピクニックランチを予約したが私は熱っぽく頭痛めまいがして起きられない。よく目が回るというが私の場合天井がぐるぐる回った。1日中寝ていた。れい子は昼から1人で4時間のフッカバーレイのトレッキングに出かけた。私は泥のように眠り込んでいたようで心配もしなかったが、よく1人で出かけたと後で感心した。れい子は頂上まで雲一つないマウントクックを眼前にしながらカメラを持って行かなかったことを後悔したが、「歩いたので腰痛も治り良かった良かった」と独りで納得。 翌日、雲行きが怪しくなりかけたのでゴアーテックスを着込み、れい子の先導でフッカーバーレイに向かう。天候は一転して風がひどくなりクック山も雲に隠れたままだ。 9時半から歩き始めフッカー川に架かるつり橋2カ所を渡り引き返す。午後の出発を気にしながら1時帰着。レストランのテラスを借りて戦友徳永君から貰ったアルファー米(調理済みの乾燥米)のおにぎり昼食。 昨日、れい子は日本人ツアーの後ろから歩いていて現地ガイドに「あんた帰ってください。高い金払って来てる人に悪いから」と苦情を言われたことが頭に来ていたのでロビーにいたそのガイドに「昨日は失礼しましたね。今日主人に説明して貰いましたよ。と言って来た」と溜飲をさげていた。そのガイド、ばつが悪そうに立ち去って行った由。
  

★クイーンズタウンのジェットボート
 昨年ボートが岩に激突、日本人乗客が死亡したとニュースで知ったがそのボートの話です 4時からジェットボートの予約をしてあったのでザ・ステイションに行く。我々だけを雨が止んだ山道を奥へ奥へとマイクロバスで連れて行く。約20分走ってショットオーバー川の河原で降ろされた。其処がジェットボートの発着場で荷物は各自ロッカーに入れるとガチャリと音がして錠がかかったようだ。雨具とライフジャケットを付けて貰いマイカーで到着していた他の客6人と急流に停泊している真っ赤な小型ボートに乗り込む。最前列がなぜか空いていたので我々の席となった。プロのドライバーが左に座りいろいろ説明をしてくれるが全然理解できないので聞き流す。帽子は飛んでしまうと脱がされた。 ジェットボートはニュージランドで開発され、水を吸い込みジェット噴射で進む独特の設計で水深わずか10糎の浅瀬も矢のように走り抜ける。ドライバーが手を高く上げぐるぐる回すとそれが合図で360度急転回する。激流を上ったり下ったり岸の岩に接触せんばかりにすり抜けるスリルはジェットコースター以上の迫力だ。
  

★インターネットショップ
 クイーンズタウンのインターネットショップはオコーネルモールの2階にあり面積約30平方米、20台以上のパソコンを5分50セント、1時間6ドルで時間貸ししてインターネットサービスをしている。FAX・電話サービスも廉価で提供している。パソコンの前にはお客が黙々と忙しげにキーをたたいていた。担当者は1人で机に座ったままで客の精算や質問に応じていた。 私は日本向けeーmailの発信に挑戦した。文章をローマ字で作成、4カ所に送信してたしか1ドルだった。電話はテレホンカードより格段に安い。
  

★廉価なゴルフ
 日本でのプレー代に比べ此処は廉価にびっくり。テ・アナウのスポーツワールドで明日のゴルフのチケットとクラブレンタルを頼む。2人で60ドル、プレー代は1人たったの650円と大変安い。 9時半、ホテルサービスの車でゴルフ場へ。他に客は無くすぐ2人でコースへ。テ・アナウ湖を見下ろしながら澄んだ空気の中、程良い汗をかいた。「ホッホーホッホー」と人の声らしいのが何度も聞こえてきたがそれは鳥の鳴き声だった。カラスくらいの鳥が木のてっぺんで盛んに囀っているのを発見した。午後の予定があるのでハーフで切り上げ、車を呼んで貰う。着替えも終わらない内に車到着、すぐ乗り込みホテルへ戻った。 ゴルフ場に私のオープンシャツとれい子のサングラスを置き忘れたことを夕刻思いだしホテルフロントに問い合わせるとすぐに奥から持ってきてそのサービスの良さに感嘆。
  

★土ほたる
 土蛍見物の高速艇出航、約60名が乗船。テ・アナウ湖を対岸に向かって約40分まっしぐら。頬に当たる風が心地よい。 土蛍は洞窟を流れる激流の奥に作られたダムの天然の天井にいて光を発するキノコバエと呼ばれる昆虫の幼虫だそうで、体から発する光により他の昆虫を誘い、体内から垂らしている粘着性のある糸で獲物を捕らえるそうだ。 洞窟入り口のキャバン・ハウスで説明を受け、真っ暗の洞窟を前の人に連なって進み、やがてダムで20人乗りの鉄舟に乗る。係りがワイヤーをたぐりながら舟を進めている様だ。暗黒の空に瞬く星のような光が点々と見えてきた。静かに舟は進み再び降りて奥へと歩く。次の鉄舟も静寂の闇を滑るようにゆっくりと進む。上を見上げると満天の星の如く土蛍の青白い光が瞬いて宇宙をさまよっているような感じを受けた。
  

★パラセーリング
  4時からパラセーリングに挑戦、ボート上に小型ヘリポートまがいの台があり、2人並んで椅子にかけるとボートが走り出しパラシュートが開く。徐々にロープをゆるめ、天高く舞い上がる仕組み。バリ島で経験した砂浜を走りながら舞い上がり自分で操縦して着地するのとは違っていとも簡単。約8分間少しの怖さも無く、れい子は初体験で気分最高だった。1人55ドル。
  

★宿の予約は絶対必要と感じた話
 今日のバスは8時間の長旅。バスは原生林の中をつずら折りに走り直線道路になって12時10分、道路脇に停車した。向こうからバスが来て停車した。なんと運転手が交代するではないか、宿泊勤務が無いように合理的にやっているなと思った。私は最後部席で横になったりしているので楽な旅行だ。 午後も2回ほど休憩があり3時10分フォックスグレーシアで半数が降り4時フランツジョセフの我々のブッシャーランドモーテル前に到着。最終的に11人が降りた。2列前の席にいた若い日本人カップルが初めて声をかけてきた。「どこのホテルですか」「たぶん此処だと思う、お宅は」「隣のバックパッカーズです」 すぐチェックインのため人の居ない事務所のベルを押す。対応に出てきたのはいかにもやり手バーサンといった感じで早口で「パイ、パイ」言ってる。前金で150ドル(1人2400円)払えとの意味が判るまで若干時間がかかった。「ヘリコプターどうする、1割引で108ドルだ」と矢継ぎ早に迫ってくるので30分後ならとOKする。 3分歩いた表通りのアドベンチャーセンターの裏がヘリコプター発着場となっている。4時半、白人夫妻と4人で乗り込む。氷原に着陸するとそこは新雪でくるぶしまで雪にもぐりハイキングシューズが濡れ足が冷たいが、手に持った雪の感触が心地よい。空は快晴で遠くの山々も綺麗に望めた。 ヘリから降りた帰り道の5時過ぎ、先ほどのカップルが大きなリュックを車に積み込んでいる。「レンタカー借りたんですか」「いいえ予約してなっかたので迎えに来て貰ったんです。これから辺鄙な場所のバックパッカーズへ移動するんです」と言っていた。予約していなかったばっかりに1時間もロスしてご苦労様でした。 翌日バスは9時55分発車、次のバス停から昨日のカップルが乗り込んできた。そこのバックパッカーズの看板には$17.5と書いてあった。
  

★パスポートを持っていなかったばっかりに
 フイジ島のナデ空港からNZへ戻る時、日本への航空券を見せるように言われ、持っていない旨言うとサービスカウンターへ行くようにとのことで荷物を持ってずっと離れた端のサービスカウンターへ行く。髭を生やした主任らしい人が同じ事を聞くので、オークランドのホテルのスーツケースの中に置いてきた旨言うとホテルの名前は、目的はと疑ってる。旅行社のフイジードキュメントと英文のNZスケジュールを見せたらOKを出してくれたが、れい子は乗れなかったらと足がすくんだそうだ。  れい子は私に「ご苦労さんでした」を連発していたが、「極楽浄土へ行って来た」とも発言。初めての個人旅行としてはトラブルも無く、ニュージーランドの人々の親切にふれ数多くの出会いがあり、まずまずの楽しさを味わった旅でした。
    
                 

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